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ところで、そろそろイラスト描かなくていいのだろうか自分・・・

クワガタムシ売却作戦

この前も書きましたが、私の下宿の廊下にある蛍光灯には 大量の虫たちが飛来します。
やってくるのはほとんど一センチ程の小さな蛾や、セスジユスリカです。
しかし最近ユスリカ多すぎです。あまりに蛍光灯付近に密集しているため、廊下が暗い のでやめてください。
それから、ユスリカ成虫の寿命は3日程しかなく、飛来したユスリカの一部はそこで寿命がきているようですが、死骸が廊下に積もっている のでちょっと遠慮してください。以上お願いしますよ!

・・・さて、その日も顔に体当たりしてくるユスリカをよけつつ、廊下を歩いていたのですが、突如私の目はある一点に釘付けになりました。




何なんだ この立派な生き物は




美しすぎる・・・


廊下の片隅でじたばたしていらっしゃったので、即捕獲。小躍りしながら部屋に戻り、観察すること数分。この鈍く光を反射する黒いクチクラ、大きな顎とその先端付近のギザギザ、平たくて戦車のようながっしりとした体躯、そして 美しすぎるその体型、これはヒラタクワガタにまちがいありません。

図鑑でしか見た事がなかったこのヒラタクワガタ、実際に見ると本当にきれいで迫力があります。それから、大きさをモノサシではかってみるとちょうど 60ミリ


こ、これは売れる!!


そういえば昔80ミリ強のオオクワガタが1000万円で売買されたことがありました。
わたしが捕まえたヒラタクワガタはそれよりも大分小さいですし、そんなに高く売れるとは思えませんが 80ミリで1000万円もしていることだし、ひょっとして2〜3万円ぐらいの値段はつくんじゃないでしょうか?

そうすれば私も遂に洗濯機が買えます
風呂場で手洗いするのはもう疲れました。そもそも今どき お風呂で体と一緒に洗濯物を洗っている学生なんて、絶滅の危機に瀕するタガメ並に貴重だと思いますがどうでしょうか。


さて、早速次の日にペットショップに電話してみました。

トゥルルルル・・・ガチャ

おじさん「もしもし、こちらニコニコペット(仮名)」

○太郎「もしもし、ちょっと変な事をお尋ねしますが、もし天然もので60ミリのヒラタクワガタを一匹買うとしたら、いくらで買ってくれますか?(わくわく・・・)」

おじさん「ん、60ミリ?えーーっと、それなら150円だな」

○太郎「え、ひゃくごじゅうえん!?ちょっと待ってくださいよ、黒光りしてて、傷一つないきれいなやつなんですってば。まさか、ご冗談でしょう?昔1000万円のオオクワガタとかいたでしょうに」

おじさん「デフレだ。」

○太郎「ちょっと待って、これが売れないと洗濯機が・・・」

ガチャッ
ツー・・・ツー・・・


うーん、予想だにしない値段にしばし脱力。最近の相場はそれぐらいなんですね。後でその店に行ってみると、61ミリのヒラタクワガタが1190円で売っていましたし。
ところで、おじさんが最後に放った「デフレだ」というセリフ、結構かっこよかったです。何だかいろんな場面で使えそうですね。


社員「あの社長・・・今月の私の給料、先月より大分少なくなってるんですけど・・・」
社長「デフレだ


店員「合計256円になります。」
お客「はい。」
店員「あれ?お客様・・・100円足りませんが・・・」
お客「デフレだ


・・・
間違ってますか・・・そうですか・・・


さて結論ですが、捕まえたクワガタムシは森に帰すことにしました。売りに行こうかとも考えましたが、何年も生きるクワガタムシ、ずっとカゴの中というのも不憫なので。
そういうわけで、洗濯機は買えませんでした。別にいいです当分手洗いで。

森へお帰り
やっぱり家の中より自然の中で撮った方が断然かっこいいですね。


昼間だったので、この後クワガタムシは地面にもぐって行きました。

さぁ帰りなさい、キミの人生には150円以上の価値がある

などと一人でつぶやいている自分・・・
これでいいのだと思ったり思わなかったり。

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