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○太郎:最近、過去ログが多くなってきて、何だか見にくくなってきたんですよ。
      先生、どうしたらいいんでしょう。
  先生:君が考えたまえ。

ホタルなんて本当にいるのか



ホタルなんて見た事がありません。
そもそも本当にいるのか。


昔、近所に住んでいた子供が一匹くれた事がありましたが、今思えばあれは本当にホタルだったのか疑わしい。
あれは何かのダミーで、みんな新聞やテレビにだまされているのではないでしょうか。


そういえば小学校の頃、「サンタク○ースは本当にいるんだ」と信じて疑わない同級生がいまして、同年代ながらも彼の夢を壊してはなるまいと思い、「そうだよ、○ンタクロースはいるんだ!!」などと話した事がありましたが、ホタルももしかして・・・


ひょっとして、「ホタルは本当にいるんだ」と信じて疑わないのは私だけで、みんな私の夢を壊すまいと、「そうだよ、ホタルはいるんだ!!」などと話を合わせてくれているのでしょうか。


それはいやすぎる・・・


しかし、遂に本当のことを調べるチャンスがめぐって来ましたよ。
今私が下宿しているところは結構自然がありますから、山奥まで行けば何かいるかもしれません。


・・・で、しばらく山を歩くと、絶好の川が見つかりました。


隠れスポット


この時期、この場所にいなくて何のホタルか。
こんな山奥まで来るのは私ぐらいのもので、30分程歩いても誰にも会うことはありませんでした。
その時はまだ日が落ちていませんでしたから、とりあえずこの場所は通過して他の昆虫を探しに行きました。







太陽が沈んで真っ暗になってきた頃、川に戻ってきました。
私の腰の高さほどもある草をかき分けて進んでいくと、遠くのほうにペンライトの光が見えました。
「あれっ、こんな山奥に誰か来ているんだろうか」


さらに進んでいくと、またもペンライトの光が。
もっと進むと、またペンライトの光が。


ここにもあそこにもペンライトの光が。ずいぶんたくさん人が来ているんだないやちょっと待てこれは本当にペンライトの光なのかこれはひょっとして・・・







何という感動か


いたーーーーーーっ!!
すごい!!ホタルが!!


何という感動でしょうか。
私の顔には笑顔が張り付いています。
この感動をどう表現すればよいのでしょうか。
都合のいいことに、山奥なので周りには誰もいません。





さあ、今こそ理性の呪縛を解き放て!!




・飛んでいるホタルをジャンプして捕まえようとする○太郎(しかも逃げられている)
・葉っぱに止まっているホタルを10分ぐらいじっと観察し続ける○太郎(笑っている)
・川べりに座ってホタルを見ながらサンドウイッチを食べている○太郎(22歳・男、山奥でひとり





ひとしきり理性を失った後、私は一匹のゲンジボタルを捕まえて家に持って帰りました。
その日は部屋で放し飼いにして飛んでいるホタルを楽しんだのですが、
そういえば一般にホタルは捕ってはいけないとよく言われることを思い出しました。


私は、「虫捕りをすると虫が減るから捕ってはダメだ」という意見にはあまり賛同できません。
虫が減る原因はそんなミクロなことではなくて、もっと大きな別の原因があると思うからです。


しかし、山や原っぱに建物が建ったりして劇的に数が減ってしまった虫では、虫捕りのようなミクロな活動でも、大きなダメージになるかもしれません。





生き物と化学反応のハーモニー



やはり、捕まえてきたホタルは山に返すことにしましょう。
来年もまた、綺麗な光を見せておくれ。

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